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「ふたば系ゆっくりいじめ 879 ムシゴロウ王国6/コメントログ」 初めてドスまりさを可愛いと感じた。 -- 2010-08-18 21 14 03 どすも強い人間相手にはやっぱりゆっくりなんやなww -- 2010-11-17 21 51 55 ムシゴロウさんとまっちょりーのコンビは最高だね! シカトニーさんは羨ましすぎる! ゆるさなえが意外と空気で笑った! -- 2010-12-12 20 21 11 ムシゴロウってあんまりいい人間じゃないな 国ゆを虐待して大丈夫か? 現実だったら国際的な逃亡・亡命が必要になるぞ -- 2011-09-16 17 15 32
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「ふたば系ゆっくりいじめ 946 ゆっくりラブラブバンジー/コメントログ」 にんげんさんひどいよ…ゆっくりだっていきてるんだよ… -- 2010-07-13 18 41 45 ↓じゃあ、こんなところに来るなよ…… ネットには他にも楽しいところが沢山あるし、現実にもあるだろ こうやって俺みたいなすぐ反応する厨房をみて楽しむっつーならわかるけど あまり良い趣味じゃないぜ -- 2010-07-26 09 39 03 ↓釣果 -- 2010-07-26 18 09 37 うざいなあ -- 2010-08-07 00 36 18 ↓ゆっくりうんぬん言ってる場合じゃない小学生でリア重とか死ねばいいのに?マジ死んでください! 彼女いない歴がうん十年の俺に喧嘩を売っているんですねわかります。 -- 2010-08-21 17 34 06 ゆっきゃんちゃんの絵がw どっちが本当なのw 俺はロリコンだから後者を選ぶ! -- 2010-08-28 01 05 07 とっしくん俺と代わってくれ、マジで! -- 2010-08-28 01 17 45 俺は前者のゆっきゅんちゃんのがポイント高いわ。 -- 2010-08-28 10 31 56 小学生でバスト80台とかどう考えても只の胴付きじゃねえかww -- 2010-09-05 22 17 05 くっ、小学生でリア充なんて… とっくん代われ! 恐怖で焼き切れる所が面白かったなぁ お空飛んでるみたいとかじゃないのかw -- 2010-11-27 19 52 30 ↓5 本文を見る限りは顔は2枚目で体は1枚目が正しい気がするぜ -- 2010-12-12 17 50 34 ↓↓↓ 胴付=巨乳とか妄想膨らましすぎワロタwww そんな俺設定作っちゃうなんてどんだけHENTAIなんだよwww -- 2011-02-11 18 27 18 1枚目wwwwこええええええww てか、一瞬女かと思うほどだな、とっくんwww -- 2012-07-29 22 21 16 小学生がゆっくりいじめ..... -- 2012-09-15 22 50 06 皆…『叫んだのはとっしくん、じゃなくて身長148センチショートボブの黒髪、お目々ぱっちりの小学校でも評判の美少女にして、スレンダーなのに何故かバスト88(Gカップ)のゆっきゅんちゃんだ。』って最初に書いてあるではないか… -- 2012-11-17 17 23 27 とっしくんが羨ましすぎる -- 2013-12-22 03 08 44 こうゆうのも面白そうだ -- 2018-06-24 12 56 20
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れいむはれいむとまりさの間に生まれた四番目の末子だ。 先に生まれた三匹の姉たちに続き、母の頭から生えた茎から落ち、潰れないように敷かれた藁の上で第一声を高らかに叫んだ。 「ゆっくちしちぇいっちぇね!!!」 母たちは元気に生まれた子供たちの姿に感極まって涙を流し、子供の声に応える。 「ゆっくりしていってね!!!」 家族の始めての挨拶。れいむは嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。何故嬉しいのかもわからないほど嬉しかった。 彼女の姉妹たちも、最後に生まれた妹に嬉しそうに挨拶する。 「ゆっくちしちぇいっちぇね!!! まりちゃおねーちゃんだよ!」 「れいみゅ! ゆっくちしちぇいっちぇね!!!」 「ゆゆ~ん。すっごくゆっくりしたあかちゃんだね!」 「こんなにかわいいあかちゃんたちがうまれてしあわせ~♪」 「おきゃーしゃん! おにゃかちゅいた!」 れいむの姉であるれいむが腹の音を鳴らしながら母に訴える。 そういえば、とれいむは生まれてから何も食べていなかったことに気付いた。 姉のまりさたちも腹の音を鳴らす。れいむ自身もお腹がとても空いていた。 「ゆゆっ! そうだね、ごはんにしようね!」 末子のれいむが生まれたことにより頭から落ちた茎を、母が口の中に含む。 子が実った茎は栄養満点かつほんのりと甘苦く、生まれた子の最初の食事としてこれ以上のものは無い。 ただ茎は固く、まだ噛む力の弱い子では噛み切ることができない。そのため母親が茎を噛んで柔らかくするのだ。 母親が茎をぺっと吐き出す。 「さあ、ゆっくりたべてね!」 「いちゃちゃきみゃーす!」 「ゆゆっ! おねーしゃんじゅるいよ! れいみゅもたべる!」 「おちびちゃんたち、あせらなくてもたくさんあるからね!」 「むーちゃむーちゃ、……ちあわちぇ~♪」 早速一口食べた次女まりさが、生まれて初めて食べる茎の美味しさに涙を流す。 れいむも口を大きく開けて茎にかぶりつく。 「むーちゃ、むーちゃ……」 茎を噛めば噛むほど、ほんのりとした苦味が口の中に広がり、やがて苦味が甘さに変わっていく。 これが食べるということ。これが美味しいということ。 「ちあわちぇ~♪」 初めての食事に、れいむは涙を流して高らかに叫んだ。 食事が終わって腹を満たせば、次は親子のスキンシップ。 自分よりも何倍も大きい母に頬ずりする。 「しゅーりしゅーり♪ ちあわちぇ~」 「すーりすーり♪ しあわせ~」 肌を合わせるたびにれいむの体の奥が暖かくなっていく。 今の自分は物凄くゆっくりしていると感じられる。 それは母も同じようで、れいむに応じるように、ゆっくりと頬ずりし返す。 「れいみゅ、まりしゃとしゅーりしゅーりしよう!」 姉のまりさが後ろから声をかけ、返事をもらう前にれいむに頬ずりをした。 れいむは驚いたが、姉からの頬ずりも暖かかった。 「ゆっ! まりしゃおねーしゃんもいっしょにしゅーりしゅーりしゅるよ♪」 れいむはやがて目の裏が重くなっていることに気付いた。 「ゆぅ……れいみゅねみゅくなっちぇきちゃよ……」 「ゆっ! そろそろおねむのじかんだね! おふとんをひこうね!」 そう言って母は藁を敷き直して、そこにれいむを置く。固い地面で寝るよりも藁の方が気持ちがいいのは獣もゆっくりも同じである。 「ゆっ! まりしゃはみゃだねみゅくにゃいよ! もっちょ……ゆひゅぁ……あしょびちゃいよ……」 次女のまりさがそう言うが、れいむ以上に眠そうだ。 母は笑って、まりさも藁の上に乗せた。 「きょうはもうおやすみして、あしたたくさんあそぼうね!」 「おちびちゃんたち、ゆっくりおやすみなさい!」 「ゆぅ~」 「おやしゅみなしゃい……」 れいむが生まれて初めて見た夢は、家族と一緒に広大な草原でゆっくりする、とても幸せな夢だった。 翌日、れいむは母の声でゆっくりと目を覚ました。 「ゆっくりしていってね!!!」 「ゆぅ~……? ゆっくちしちぇいっちぇね!!!」 「ゆっくちしちぇいっちぇね!!!」 「ゆっくちしちぇいっちぇね!!! れいみゅはにぇぼしゅけしゃんだね!」 他の姉妹たちは既に起きていたようだ。 寝ぼけ眼で巣の中を見渡すと、親まりさの姿が無い。 「おきゃーしゃん、ぱぱがいにゃいよ?」 「ぱぱはかりにいってるんだよ! おいしいあさごはんをもってきてくれるからゆっくりまってね!」 「ゆゆっ! あしゃごはん!」 寝ぼけていた頭が一瞬ですっきりした。 「おきゃーしゃん! おねーしゃん! ゆっくちしちぇいっちぇね!!!」 笑顔の朝。 「それじゃあぱぱがかえってくるまでおうたをうたおうね!」 「おうたはゆっくちできるの?」 「ゆっくりできるよ! おかーさんがまずおうたをうたうから、おちびちゃんたちはゆっくりきいてね!」 「わきゃったよ!」 「それじゃあいくよ! ゆ~ゆゆ~ゆ~♪ ゆゆっゆゆ~♪」 親れいむの口から流れる言葉は、まだ幼いれいむの心に懐かしさをかもし出す。 昨日頬ずりしたような暖かさが、母の歌を聞いていると体の奥から湧いてくるのだ。 「しゅごくゆっくちてきりゅよ! おきゃーしん、おうたしゃんはゆっくちできりゅね!」 れいむがそう言うと、次女まりさが一跳ねして言った。 「まりしゃもおうたしゃんうたいちゃいよ!」 「それじゃあみんな! いっしょにうたおうね!」 「ゆっくち!」 「ゆ~ゆゆ~ゆ~♪」 『ゆ~ゆゆ~ゆ~♪』 「ゆゆっゆゆ~♪」 『ゆゆっゆゆ~♪』 「ゆっ! すごくゆっくりしてるおうただね!」 「ゆっ! ぱぱがかえってきちゃよ!」 帽子を膨らませて、親まりさが巣に戻ってきた。 「ぱぱー! あしゃごはんはやきゅちょうだい!」 「ゆふふっ、れいむはくいしんぼうさんだね! それじゃあごはんにするからてーぶるをひかなきゃね!」 「おちびちゃんもてつだってね!」 大きな葉を口にくわえながら親れいむが言う。 葉をテーブル代わりに地面に敷き、そこに親まりさがとってきた食料を置いていった。 「ゆっ! たくしゃんありゅよ! たべきりぇにゃいよ!」 「たべきれないぶんはほぞんしておひるごはんにするんだよ! それじゃあゆっくりたべようね!」 「ゆっくりいただきます!」 『ゆっくちいちゃだきみゃす!』 親まりさの持ってきた食料はどれもこれもれいむの初めて食べるものばかりで、一つ口にするたびに口の中に味が広がっていく。 新芽、花、芋虫、茸。何を食べても、 「ちあわちぇ~♪」 という言葉しか出てこない。 子供たちのお腹がいっぱいになり、食べきれなくなった頃には、親まりさが集めた食料は半分になっていた。 「おにゃかいっぱい~」 「たくさんたべたね! ゆっ、おくちがよごれてるよ! ゆっくりきれいにしようね! ぺーろぺーろ♪」 「ゆふっ! くしゅぐっちゃいよおきゃーしゃん♪」 「ゆっ、まりしゃもぺーろぺーろしちぇね!」 「れいみゅもー!」 「ゆふふ、じゅんばんだよ!」 腹が満たされた後はみんなで遊ぶ時間。 れいむは次女まりさと追いかけっこをしたり。 姉れいむと今日教わったばかりの歌を歌ったり。 長女まりさと頬ずりをしたり。 親まりさの帽子の上に登ったり。 親れいむの髪に埋もれて昼寝をしたり。 腹が空いたらお昼ごはん。 朝食べ切れなかった分を食べきって、口についた食べかすは母になめ取ってもらう。 親まりさは晩ごはんをとりに狩りへ行き、れいむはまた姉妹たちと遊び始めた。 ああ、嬉しい。 れいむは心の底から叫んだ。 「ちあわちぇ~!」 * * * * * * 「感想を聞きたいんだ」 「…………」 「君は生まれたときから一人ぼっちだ。目が覚めても母親はおらず、姉妹もいない。挨拶をしても誰も応えてくれない」 「…………」 「生まれて初めて食べたものは味も何も無いサプリメントだ。ぱさぱさとしていて、あの茎のようなみずみずしさは無い」 「…………」 「頬ずりする相手もおらず、壁を相手にしようとも壁は壁だ。……ガラスの壁は暖かくもなんともなかったろう」 「…………」 「夜は固い地面で眠ったね。ガラスの床は冷たくて固くて、一緒に寝る相手は誰もいない」 「…………」 「永遠亭から取り寄せた胡蝶夢丸ナイトメアはどうだった? いい夢は見れたかな」 「…………」 「朝目覚めればそこは変わり映えの無いガラスの部屋。もちろん周りには誰もいない」 「…………」 「歌なんて、今初めて聞いたんだろう」 「…………」 「朝ごはんはやっぱり味の無いぱさぱさしたサプリメント」 「…………」 「口についた食べかすを舐め取ってくれる人なんていない。仕方が無いから自分で舐め取ったんだっけ」 「…………」 「追いかけっこをしようにも、追う相手も追われる相手もいない」 「…………」 「母親の姿を幻視しようとしていたね。その度に私が君に現実を見せてあげた。ゆっくりと語りかけてあげたよね」 「…………」 「おっと、そういえば君、去勢したよね。もう君は子を成すことはできなくなってたよね」 「…………」 「ねぇ、感想を聞きたいんだ。頑張って撮影したんだよ」 「…………」 「このビデオは愛で派の人にも楽しめるようにしたつもりだし、虐待派の人は虐待に使えるし燃料にもなると思う」 「…………」 「だから、感想が聞きたいんだ。ほかならぬ君に感想が聞きたいんだ」 ビデオは幸せな子れいむの姿を映し続ける。 親から生きていくための知識を学んで、ゆっくりと成長していく。 やがて独り立ちして、あるドスまりさの群れに加わることになる。 その群れの参謀ぱちゅりーのつがいとなったれいむはやがて五つの実を生やす。 かつて子供だったれいむが、新たな命を宿すまでのドキュメンタリー。 「君は、このビデオを見てどう思った? 率直な感想を教えてくれ」 抱えているガラスの箱に入った子れいむに語りかけながら、私はビデオを巻き戻す。 もう一度見せれば、このれいむも何か感想を言ってくれるだろうか。 何も言わず涙を流すれいむを見ながら、私は再び再生ボタンを押した。 ども、EGSと名乗りつつも田吾作の人といったほうがわかりやすいかもしれない奴です。 ぬるくいじめてみた。 疲れた。 レポート書かなきゃ。 他人の不幸は蜜の味、なら他人の幸福は? このSSに感想を付ける
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「ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇/コメントログ」 楽しー!! -- 2010-07-08 00 39 12 面白いな、ゆっくりは -- 2012-08-26 11 50 47 ぼっ気とかもうね、笑いどころばっかりだよ -- 2012-12-19 15 14 08 なんかもう酷いね! -- 2016-02-24 01 39 27
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「ふたば系ゆっくりいじめ 922 yukkuri/コメントログ」 こんなの収録するなよ・・・ -- 2010-06-15 01 24 44 時間が無い人向けの読み物かw -- 2010-07-01 08 09 09 えー -- 2010-07-05 01 23 36 きっと作者はドMなんだよ。みんなから叩いてほしいんだよ。 -- 2010-07-12 09 59 17 実際ほとんどのゆ虐SSはこれだけの行動しかしてないんだぜ… -- 2010-09-06 00 07 26 この内容にどれだけ面白い背景や人物描写や鳴き声をつけれるかだよな -- 2010-09-11 22 06 36 SSというか詩みたい -- 2011-07-24 01 24 04 実際ゆ虐っていたぶって殺すまでが長いだけで 余分な描写を省略するとこうなる -- 2011-09-19 16 24 44 忙しい人のためのゆ虐かな? -- 2012-03-09 19 25 10 忙しい人の(ry -- 2012-07-25 20 36 29 「忙しい人のためのゆぎゃく」www wikiの一文を引用したみたいwww -- 2018-02-01 17 23 21
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1153 自慢のゆっくり/コメントログ」 たしかにw改造ゆっくりやってみてぇーw -- 2010-05-07 00 10 20 女の子がゆっくりを虐めることにじゃなくて持って来たことに怒ってるのがいいね -- 2010-05-19 17 40 17 一瞬、女の子に対して「ちっ、愛護派のこどもには間違った道を行かぬように調教が必要だな!」 って思ったけど、別に必要なさそうだな。 ちなみに愛護派は否定しない。ピース的な愛護派(笑)は絶対的に否定するがな。 虐だろうが愛だろうが、イキすぎなければどっちも微笑ましい -- 2011-10-31 18 06 15
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(一匹目 虫歯) 「次の方どうぞ~。どうなさいましたか?」 「いやー。どうも虫歯になってしまった様で、一昨日から随分痛がっとるんですわ。 体が餡子でできてる癖に虫歯になるなんて・・・痛がってるのを見るのも一興と思って放って置きましたが、 流石に一日中ゆぅゆぅ泣かれるとねぇ・・・五月蝿くてかなわんのですよ。先生、何とかなりませんか?」 「ゆー、ゆー、いたいよー・・・」 「解りました。お任せ下さい。では、治療が終わるまで待合室でお待ち下さい。」 「さて・・・どうしたもんかねぇ・・・」 「どうしたもんかねぇ・・・って、先生、今『お任せ下さい』って言ったじゃないですか。」 「ん?まあそう言ったけどさぁ、ゆっくりの虫歯なんて初めて見たよ。どうすんのよ、これ。」 「どうすんのよって・・・あんた医者でしょうが。」 「医者って言ったって・・・ただオレンジジュースぶっ掛けたり、インチキ治療して治療費取ってる なんちゃってドクターだぜ、俺は。別に専門の学校で勉強したわけでもねーし。 まったく皆何を期待してんだか。いい加減気付けよなー。」 「・・・」 「だいたいよー、ゆっくりなんてその辺にいくらでもいるんだから。 具合が悪くなったら取っ替えたらいいんだよ。金払って治療するなんて、あいつら頭湧いてるんじゃねーか?」 「そんな事言われても困りますよ。インチキでもいいから治療して金取ってもらわないと。 私、先月の給料まだ貰ってないんですからね。私の分だけでも金稼いで下さいよ。」 「へーへー。わっかりましたよー。まったく人使いの荒い看護師だぜ・・・」 「何か言いました?」 「ナニモイッテナイヨー。」 「ゆーん。いたいよー。はやくいたいのなおしてね・・・」 「さて、じゃあ始めますか。おい、ゆっくり。口を開けてみろ。」 「あーん。」 「あーあーあー。ひっでえなこりゃ。素人の俺でもわかるぜ。完全に虫歯だね。しかも一本じゃねーな・・・ 一本づつ歯を削るのもだりーな。めんどくせえ、全部抜いちまうか。」 「ゆゆっ!やめてね!はがなくなったらゆっくりできないよ!」 「はぁ?おめーがどうなろうと知ったこっちゃねぇんだよ。しかし、確かに虫歯を全部抜いてそれで終わり、 ってわけにもいかねーな。歯無しのゆっくりにして返したら飼い主怒るだろうしな。」 「どうするんです?」 「うーーーーん。そうだな・・・歯を全部抜いて、ばれない様に差し歯にしようか。 君、ペンチ持ってきて。あと昨日治療に失敗して死んだゆっくりがいただろ。 そいつの死体から歯を引っこ抜いてきて。」 「やめてね!やめてね!おいしゃさんなんでしょ!ちゃんとれいむのはをなおしてね!」 「うるせーなー。あんまり五月蝿くしてると、治療のショックで死んだ事にして殺しちゃうよ?」 「!!!!!」 「先生、持ってきましたよ。」 「おー、サンキュー。じゃ、早速始めますか。」 「やめてね!おねがい・・・れいむのはをぬかないで・・・ゆぎゃあああああ!!!!」 「いだいよおおお!!!」 「ブチッ」 「ひぎいぃぃ!!!」 「ブチッ」 「いやあああああ!!!」 「ブチッ」 「や、やめて・・・いいいいい!!!」 「ブチッ」 「やめでえええ!!!」 「ブチッ」 「もういやだあああ!!!おうぢがえるうううう!!!」 「ブチッ」 「ゆ゛う゛う゛う゛う゛!!!」 「ブチッ」 「ブチッ」 「ブチッ」 「ブチッ」 「ブチッ」・・・ 「ゆぅぅぅぅぅぅ・・・はが・・・れいむのはがぁ・・・」 「よし、次は新しい歯を刺していこうか。それっ!」 「ゆぎいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 「あ、あれ?刺さらない・・・うーん、困ったなぁ・・・しょうがない。ボンドでくっつけるか。」 「ボンドで付けただけでは、後で取れてしまうんじゃないですか?」 「あーん?いいんだよ別に。飼い主に渡した時だけくっついてれば。あとはどうなろうと知ったこっちゃねーよ。」 「ふぅ・・・これで全部終わったな。」 「ゆぅぅ・・・ゆぅぅ・・・」 「先生、なんか歯並び悪くありません?」 「ん?そう言われてみると確かに・・・やすりで削るか。」 「いやっ!やめてっ!おねが・・・ゆぎゃああああああああああああ!!!!!」 「はい、終了ー。あーあ、やっと終わったよ。」 「ゆううううう!!!よくもやってくれたね!れいむはおこったよ!おじさんにいいつけてやる!!!」 「はいはい。もし起きた時に覚えてたらねー。プスッとな。」 「ゆぴっ!!!な、なにをした・・・の・・・ゆぅ・・・ゆぅ・・・」 「あれ?いったい何をしたんです?」 「ああ、睡眠薬を打ったんだよ。色々聞かれたからな。飼い主に告げ口されたら困るし。 これで三日くらいは起きてこないはずだ。三日も経てば忘れるだろ、餡子脳だし。」 「じゃ、こいつを飼い主のとこへ返してきてくれ。それと次の患者も中に入れるように。」 (二匹目 出不精) 「次の方どうぞ~。どうなさいましたか?」 「実はこの子ゆっくりなのに・・・外で他のゆっくりと遊んだりしないんですよ。」 「ほう。外出恐怖症ですか?それとも近所の友達にいじめられたとか?」 「いえ、そういった訳では無いんです。友達が家に遊びに来た時は仲良く遊んでいます。 それに自分から外に出る事は無いんですが、私がだっこして外に連れ出すのはあまり嫌がらないんですよ。 たぶんただの出不精だと思うんですが。」 「それくらいなら特に問題無いのでは?」 「そうなんですが・・・このままじゃ運動不足で不健康になってしまうでしょう? 私は一人暮らしで昼間は家を留守にしていて、この子の相手をしてられないんです。 だからできればこの子には、日中は他のゆっくりと一緒に外で遊んでいてほしいんです。」 「うーん。なるほど。解りました。お任せ下さい。では、カウンセリングが終わるまで待合室でお待ち下さい。」 「さーて困ったねぇ。うちにはゆっくり専門のカウンセラーなんていねーし。どうすんべ?」 「無理なら無理って最初に言ったらいいのに・・・」 「ん?まあそうなんだけどね。あの飼い主一人暮らしって言ってたじゃん? 一人暮らしなら一杯金ため込んでるんじゃねーかと思って。少しくらいぼったくっても文句言わねーだろ。」 「外道・・・」 「しかしそれも、このゆっくりが自分で外に出る様にならないと話にならねーんだよな。 治療は失敗しました、でも金はたっぷり頂きます、じゃ流石に納得しないだろうからなぁ。」 「あたりまえですよ。」 「うーん。とりあえずこいつが外に出たがらない理由でも聞いてみるか。 おい、ゆっくり。どうしてお前は外に出るのが嫌なんだ?」 「ゆ?まりさはおうちでゆっくりするのがすきだよ。おそとはゆっくりできないよ。」 「そんな事無いだろう。お前の仲間は皆外でゆっくりしているぞ。」 「ゆぅぅ・・・そんなこといわれても・・・まりさはおそとにいるとなぜかゆっくりできないの。」 「飼い主と一緒に外に出るのは平気なんだろ?」 「ゆ。おねえさんといっしょだととてもあんしんできるの。だからゆっくりできるよ。」 「なるほどねぇ。自分が安心できる場所じゃないとゆっくりできない訳か。 で、こいつにとって外は安心できる場所じゃない。つまり、外が安心できる場所だと教えなきゃいけないのか。 こりゃ専門のカウンセラーに任せないと無理っぽいねぇ。」 「おねえさんのとこにかえってもいい?ここじゃゆっくりできないよ。」 「そんなこといわれてもね。困るんだよ。お前がちゃんと自分で外に出られる様にならないと。 それまではここにいてもらうよ。」 「いやだよ!ここじゃゆっくりできない!ゆっくりおうちにかえるよ!」 「あ!こら、待て!おいっ!そいつ捕まえろ!」 「はい。」 「ゆううううう!!!はなせえええええ!!!おうちかえるううううううう!!!!!」 「はぁ・・・重症だねこりゃ。どうしたもんか・・・」 「いやだああああ!おねえさーん!おねえさーん!たすけてえええええええ!!!」 「どうします?一回痛い目にあわせて直接体に教え込みますか?」 「うーん・・・流石にそれはまずいだろ。体に傷が残ったらばれるしなぁ。」 「はなぜえええええ!!!おうぢがえるう゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!!!」 「しょうがねえなあ、奥の手を使うか。」 「奥の手?」 「実は以前自己啓発セミナーを主催していた事があってな。馬鹿共から金を巻き上げてたんだが・・・ その時催眠術を使って受講者達をハメてたんだよ。そんで変な壺とかネックレスとか高額で売りつけてな。 こう見えて結構催眠術には自信あるんだぜ。昔取った杵柄ってやつだ。」 「あんたそんな事もやってたんですか。つくづく外道ですね。」 「あんま褒めるなよ。じゃ、早速やりますか。 おい、ゆっくり。この紐の先についたコインをよーく見るんだ。」 「いやあああああああああ!!!おねえさあああああああん!!!ゆっくりできないいいいい!!!」 「あらら。だめだこりゃ。言う事聞きゃあしねえ。 しかたねーな。君、この煙草をゆっくりに吸わせてくれ。」 「げほっ!げほっ!げほっ!ゆ?ゆ?ゆゆっ?ゆふふ、ゆふふふふふ・・・」 「あれ?静かになりましたね。なんです?この煙草?」 「ん?ああ。あんまり大きな声では言えない葉っぱが入ってる煙草だよ。深く詮索するな。」 「え・・・それって・・・先生、そんなの吸ってるんですか?」 「まさか。その手のもんは自分でやるもんじゃない。馬鹿に売りつけるもんだ。」 「そんな商売やってるんだったら医者なんてやる必要無いじゃないですか。てゆうか金あるなら給料払え。」 「もう足を洗ったんだよ。それはたまたま手元に残ってただけだよ。」 「たまたま?」 「そう。たまたま。」 「・・・・・・(ジーーーーー)」 「ゴホン・・・う、うん。じゃあ催眠術を始めようか。おい、ゆっくり。このコインを見るんだ。」 「ゆぅ~~~~~~~~?」 「ほら、コインが左右にゆっくり揺れて・・・じっと見つめていると・・・ だんだんと・・・ゆっくりとした気分になってきただろう?」 「ゆぅ~~~?まぁいさはぁ~~、ゆぅ~~~くい~~~、しへき~~た~~~お~~~~~~~?」 「そう、お前はとてもゆっくりしてきたな。そしてだんだんと眠くなってきた。 そして明日の朝目覚めた時には、今日の出来事は忘れ、今までの自分じゃない違う自分に変わっているんだ。」 「ま~~いは~~~わ~~~~、ち~~が~~う~~、ゆっくい~に~~、かわゆ~~~~~?」 「朝目が覚めたら周りを見てごらん?なんだか様子がおかしいね。とてもゆっくりできないよ。 家の中にいると不安で不安で、とてもゆっくりどころじゃない。早く外に出ないと。」 「ゆゆゆ~~~~?おうちぃはぁ~~~、ゆ~~くい~~、できな~ひ~~のぉ~~~~。」 「そうだ。外に出ないと。外はとてもゆっくりできるよ。明日からは寝るとき以外ずっと外にいるんだ。」 「ゆふふふふふ~~~~~~。お~~そと~~~でぇ、ゆ~~~~~く~~~~~い~~~~~~・・・」 「・・・寝ましたね。これで成功なんですか?」 「ん?たぶんね。これで明日からは、夜に寝るとき以外は家の中ではゆっくりできない。 雨の日は外に出られなくて家の中で発狂するかもしれんが・・・まぁ、それは俺の知ったこっちゃねーな。」 「てゆうか、なんで家の中でゆっくりできなくなる様な催眠をかけたんです? 単に家の中でも外でもゆっくりできる様になる催眠で良かったんじゃないですか?」 「それやっちゃうとあの飼い主は二度とこの病院にこないだろ?無事解決だもんな。だからそんな事はしない。 このゆっくりは、もう家の中じゃゆっくりできない。そのうち飼い主もそれに気がつくだろ。 そしたらまた、きっとここに来るぜ。『この子、家の中じゃゆっくりできない様なんです』とか言ってさ。」 「んで、今度はカウンセリングと称して催眠を解いてやるのさ。もちろん金を取ってな。 そうすると最初に戻ってしまうな。こいつはまた外ではゆっくりできなくなる。 そしてまたうちに来るさ。そしたらまた催眠をかけて・・・あははw何回目で気が付くかなぁ。賭けようか?」 「うわぁ・・・」 「じゃ、こいつを飼い主のとこに返して、次の患者を入れてくれ。」 (三匹目 食中毒) 「次の方どうぞ~。どうなさいましたか・・・って、あーーーーーーーーーっ!」 「よう!久し振り。五年ぶりくらいか?お前が医者やってるって聞いてな。来てやったぜ。」 「なんだぁ?頭でも打ったのか?お前がゆっくりを飼うなんて・・・ ゆっくりに癒しを求めるなんて、お前のガラじゃねーじゃん。」 「あったりめーだろ。俺の心を癒してくれるのは、女が貢いでくれるお金だけだよん♪ このぱちゅりーは今の女が飼ってるのさ。」 「うわあ・・・ヒモをやってるんですか。流石先生の友人ですね。人間の屑です。」 「照れるじゃねーか。そんな褒めんなよ。ま、そういう訳だ。ちゃっちゃと治してやってくれや。 ダチの頼みだ。当然タダでやってくれんだろ?」 「まぁ・・・タダでやるのは別にかまわんが・・・俺は素人だぞ?それでもいいのか?」 「はい?お前無免許でやってんの?相変わらずだなw。てっきり専門の学校に行って勉強したのかと思ったぜ。」 「なわけねーだろ。お前と違って額に汗して働いてたんだよ。学校行く暇なんてあるわけねーだろ。」 「五年間なにやってたんだ?」 「高級羽毛布団のセールスとか、住宅リフォームの仕事とか、高齢者向けの高級呉服の販売とか、 健康食品の通販とか、多重債務者の債権を一本化してあげる仕事とか、 なぜか交通事故の現場にいる弁護士の役とか・・・って、んな事はどーでもいいんだよ。 それよりそのゆっくりだろ。そいつどうしたんだよ。随分顔色がわりーじゃねーか。」 「ああ。忘れてたwこいつさぁ、なんか賞味期限切れのものを食ったみたいなんだよ。たぶん食中毒だな。」 「ゆぅぅぅ・・・ゆぅぅぅ・・・」 「で?それを俺にどうしろと?」 「いや・・・治せよ。」 「治しましょうよ。」 「むきゅぅぅぅ・・・」 「治せって言われてもねぇ・・・どうしよ?とりあえず食ったものを吐き出させてみるか。」 「どうやって?」 「そりゃ人間と同じさ。喉の奥に指を突っ込んでこうやって・・・」 「ゆうっ!ゆげっ!ゆげええええええええ!!!!!!!!!!!」 「ほらほら、もっと吐け、もっと吐け。」 「げぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ・・・」 「ん?もう出ないか?」 「ゆげっ!ゆげっ・・・ゆぅ・・・ゆぅ・・・むきゅぅ・・・」 「あーあ、随分吐き出したなぁw体が一回り小さくなった。皮が皺だらけだよ。どうする?このままでいい?」 「このままじゃまずいなぁ。なんか体に詰めてやるものねーか?」 「こいつの餡子って何餡よ?」 「さぁ?適当でいいんじゃね?あっ、それでいいじゃん。それ詰めろよ。」 「えーーー。これ?これ、俺の三時のおやつなんですけど・・・イチゴ食べる時にはこの練乳かけないと・・・」 「てめーの間食なんて知るかよ。医者なんだからさっさと治療しろ。」 「はぁ・・・しかたねー。君、そこの注射器取ってくれる?」 「はい、どうぞ。」 「んじゃ入れるよ。はい、プスーッとな。」 「ゆぽっ!ゆぴっ!ゆぺっ!ゆっきゅうううううううううううううう!!!!!」 「あら、気絶しちゃった・・・ま、死んでねーからいいだろ。 金は取らねーんだから文句言うなよな。じゃ、次の患者を呼んで来て。」 (四匹目 ?) 「次の方どうぞ~。おやおや、随分かわいい患者さんだ。」 「先生こんにちわ。」 「はい、こんにちわ。じゃ、どこが悪いのか調べるから、着ている服を全部脱いで・・・」 「先生・・・真面目にやって下さい。怒りますよ。」 「ゴホン・・・えーと、お嬢さんが連れて来たありすはどこが悪いのかな?」 「どこも悪くないの。」 「はい?どこも悪くない?じゃあ何しに来たのかな?ああ、先生と遊ぶために来たのかい? それなら向こうの部屋に行って、二人っきりでお医者さんごっこでも・・・」 「先生・・・幼女相手に何言ってるんですか。いい加減にしないとぶん殴りますよ?」 「?」 「ゴホン・・・えーーーと、どこも悪くないなら病院に来る必要は無いんだよ。来てくれたのは嬉しいけどね。」 「あのね、テレビでやってるみたいにしてほしいの。」 「ん?」 「テレビに出てるお医者さんみたいに。お医者さんがお仕事してるとこ見たいの。」 「うーん良く解らんなぁ・・・職場見学したいの?」 「先生、ひょっとしてこの子はオペをしているところを見たいのではないでしょうか。 この間、外科医が主人公のドラマをやってたじゃないですか。」 「うん!」 「なるほどねー。でもいいのかい?うちには麻酔なんて無いよ。ありすはとても痛がると思うけど・・・」 「いいの!ありすちゃんは私の言う事なんでも聞いてくれるの。言う事聞かないとパパがお仕置きするから。 そうだよねー♪痛いのくらいがまんできるよねー♪」 「ゆ、ゆぅ・・・」 「そうかい。じゃあやるけど、一体どんな事したらいいんだ?」 「この間のドラマでは弾丸の摘出手術をやってましたね。それを真似たら良いのでは?」 「そうしようか。でも道具がなぁ・・・うーん・・・うちには手術の道具は置いてないしなぁ。」 「まあ、そこら辺は適当に。雰囲気だけでも味わってもらったらいいんじゃないですか?」 「そうだな。じゃあメスのかわりにカッターでも使うか。あとピンセット持って来て。 それから、縫合するために針と糸が必要なんだけど。君、裁縫セットとか持ってる?」 「はい、全部揃いましたよ。」 「早いね・・・」 「オホン・・・ではこれよりオペを開始します。」 「わくわく。」 「ゆぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・」 「おいおい、そんなブルブル震えるなよ。手元が狂ってしまうだろ。死んじゃっても知らねーぞ。」 「ゆっくりやめてね・・・おねがい・・・たすけてください・・・」 「だめだよーそんな事して先生を困らせたら。パパに言いつけてお仕置きしてもらうよ♪」 「ゆぅ・・・」 「じゃ、始めるよ。メス。」 「はい。」 「それじゃ、スーッっとな。」 「ゆぴいいいいいいいいいいい!!!」 「あれ、何だこのカッター。切れ味悪いな。そぉい!」 「ゆぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!!!!」 「あらら、皮だけじゃなくて餡子ごと切っちゃった。ま、いっかwじゃ、次。鑷子。」 「はい。」 「ゆああああああああ!いだい!いだいよおおおおおおおおおおおお!!!」 「ピンセットを使って弾丸を取り出す訳だが・・・どこにあるのかな~?」 「先生!きっと、ずーーーーーーっと奥の方にあると思うの!がんばって!」 「よーし、先生がんばっちゃうぞー!」 「ゆぎぃ!やめてね!やめてね!からだのなかかきまぜないでね!」 「それっ!ぐるぐるぐる~!」 「ゆっぴいいいいいいいいいいいいい!!!!」 「あれ?なんだろ?ホントに何か出てきたよ。銃弾じゃないのは確かだけど・・・なんだこれ?」 「あ・・・先生、それ飼いゆっくりの逃亡を防ぐためのチップですよ。ゆっくりの現在位置を知らせる物です。 それを取り出したらまずいですよ。」 「やべっ、戻しとかないとw」 「ゆひいいいいいいいいいいいいい!!!!」 「あははは!先生っておっちょこちょい~♪」 「はい。これで無事、弾丸の摘出は終わりました。後は縫合だけなんだけど・・・ 俺、裁縫って苦手なんだよねー。君、替わりにやってくれる?」 「はい。」 「チクチクチクチクチク・・・」 「いいいいいいい!!!!いだいいいいいいいいいい!!!!!やめでええええええええ!!!!」 「どうじでごんなこどずるのおおおおおおおおおお!!!!!」 「ありすはな゛に゛も゛わ゛る゛い゛こ゛と゛し゛て゛な゛い゛の゛に゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!!」 「だれがだずげでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!!!!」 「お゛か゛あ゛さ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!お゛か゛あ゛さ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!」 「はい。終わりましたよ。」 「御苦労さん。」 「ありがとう!先生、おねえさん!今日はとっても楽しかったの!」 「そうかい。そりゃあ良かった。こんなので良かったらいつでも見せてあげるよ。また遊びにおいで。」 「うん!」 「そうだ。今度来た時は注射を見せてあげよう。太くておっきい注射だぞ。」 「え~~~こわ~い♪」 「はっはっは!先生自慢の注射だぞ。それを使って二人でお医者さんごっこしようね。」 「(駄目だこの先生・・・もう転職しよう・・・)」 end 作者名 ツェ 今まで書いたもの 「ゆっくりTVショッピング」 「消えたゆっくり」 「飛蝗」 「街」 「童謡」 「ある研究者の日記」 「短編集」 「嘘」 「こんな台詞を聞くと・・・」 「七匹のゆっくり」 「はじめてのひとりぐらし」 「狂気」 このSSに感想を付ける
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「ふたば系ゆっくりいじめ 995 私の研究/コメントログ」 かっけー。 -- 2010-08-07 22 36 30 これこそ真の虐待鬼威参!! -- 2010-08-22 00 52 54 よしっ! -- 2010-12-18 20 35 50 かっこいい御兄さんだな -- 2011-01-01 00 40 47 よくやった鬼偉山! -- 2011-09-08 19 37 17 社会でしか生きられない人間が、社会を擲ってまで我を通す。 真の虐待お兄さんがここには居た。 -- 2011-09-28 00 24 02 ア、アニキ… -- 2012-04-04 22 53 56 そんなことないゆっくりゆうかときめぇ丸とめーりんとちるのはいいやつじゃないか! -- 2012-07-28 01 04 57 最後感動した・・・・ 尊敬する。 -- 2012-07-31 22 40 09 何度読んでもいい作品だわ・・・こんな素敵な鬼威参そうそういない -- 2012-08-17 17 25 39 すっきりー!したわ -- 2014-11-16 22 18 09
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外の世界でデビュー 18KB 現代 独自設定 東方キャラ出演 虐待描写自体は薄め 「ゆっくりしていってね!」 突如現れた巨大なゆっくりれいむとゆっくりまりさ。 大きさは、ドスまりさよりも遙かに大きく、底部から頭頂までが10メートルには達し ている。 それでも、人間たちは最初、ドス種の突然変異か何かであろうと考えた。要するに馬鹿 でかい饅頭であろう、と。 この二個の巨大饅頭が出現したのは、とある郊外の街。 物珍しさに、人々が集まってきた。 それだけ巨大なので、危険性を考える者もいなかったわけではないのだが、どんなにで かいといってもそれはどう見ても「ゆっくり」であった。 大半の人間は、ゆっくりを恐れない。 通常の種は当然として、ドスまりさすらそうである。 巨体とドススパークという武器を持つドスまりさをリーダーにして、ゆっくりたちが人 間に反抗したり或いは協定を結ぼうとしたりしたのは今は昔であった。 既に、ゆっくりたちは人間に徹底的に叩かれ、管理下に置かれ、完全な上下関係を構築 したのちに「共存」関係となっていた。 各地には、ドスまりさを長とした「群れ」があり、それらがゆっくりは人間に逆らって はいけないことなどを子供に教育している。無論、強制されたもので、その教育カリキュ ラムには人間の手が入っていた。 不満はあったが、仕方ないことと諦めていた。諦めずに、少しでも反抗的な態度をとっ たものはそれこそゴミのように殺された、殺されたというより、処理された、と言った方 が正確だ、というぐらいにあっさりとやられた。 言うことを聞いていれば居住していい場所を与えられて、ある程度の自治を許されるの だから御の字だと、ドスたちは思っていた。もちろん、ドスたちがそういう考えになるま でに凄まじい数のドスが永遠にゆっくりさせられていた。 人間に明らかに害になると見なされたドスとゆっくりの掃滅が済んだあと、人間たちの 中でも生き残ったゆっくりへの扱いについては色々な意見があった。 ゆっくりは全て殺せ、絶滅させろ! と叫ぶ者たち。 これは、人間が本腰を入れていない頃に、ドスまりさのドススパーク等に脅かされた人 間たちが多かった。この際、全てやってしまえというわけだ。 ゆっくりを保護すべきだ。もう殺してはいけない! と叫ぶ者たち。 これは、いわゆる愛護派である。彼らは、敵対する姿勢を見せるドスとゆっくりを殺す ことにすら難色を示したような人間なので、皆殺しなど到底承服できなかった。 この両者の議論は熱を帯びて注目を浴びたが、声がでかいから目立っていただけであり、 決して多数派ではなかった。 そして、結局落ち着いたのは、敵対するゆっくりは殺して、従順なゆっくりはある程度 保護する。というところであった。その保護の中に、敵対の芽を摘む教育を含むのは既述 の通りである。 そんなわけで、人々はここ最近、人間に従順なゆっくりばかりを見てきていたために、 その辺の感覚が麻痺していたのかもしれない。 「ゆっくりとぶよ!」 「ゆっくりとぼうね!」 だから、巨大れいむとまりさが、そう言うが早いか飛び上がり、自分たちの上に落下し てきた時には呆然としていた。 「ゆっ! ゆっくりとまるよ!」 「ゆっくりとまったね!」 れいむとまりさは、人間たちの頭上、つまり空中で停止した。 人々はほっと胸を撫で下ろす。そして、あのままあいつらが落ちてきたら、自分たちは タダでは済まなかっただろう、と思うと恐慌をきたして逃げ惑った。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってもいいのよ!」 そんな人間たちを尻目に、巨大ゆっくりたちは、ゆっくり特有のにへらっとした笑みを こぼした。 それは、人間の管理統制下に置かれて制限されたゆっくりに甘んじているゆっくりたち が久しく見せたことのない、とてもゆっくりした笑顔であった。 巨大ゆっくり二個出現の報はすぐさま広まり、人間はとりあえずとっ捕まえて調べよう という結論に達した。 だが、大きな網を被せたところ、逃げられた。 網の目はそこそこ細かく、とても巨大ゆっくりが抜けられるものではない。それにも関 わらず、逃げられた。 まずまりさの方に網を被せた。 「ゆっ、ゆっくりとらわれたよ」 「ゆっ、とらわれまりさはゆっくりできないね」 さて、次はれいむに、と捕獲チームが取り掛かろうとしたところ、まりさが網から抜け た。 遠くから見ている者には、本当にするりと抜けたようにしか見えなかった。その者たち は一様に信じられないという顔をしたが、間近で見ていた者たちはさらにそんな顔であっ た。 「ゆっくりところてん」 まりさがそう言いながら、まさにところてんのように体を寸断されつつ網を抜けたのだ。 抜けたそばから、断たれた箇所はくっついて、遠目にはまったく網がないかのようにす り抜けたようにしか見えなかった。 「おお、ところてんところてん」 「なつばはやっぱりところてん」 呆然としつつも、人間たちは、とにかく予定されていた行動を咄嗟に再開し、今度はれ いむに網を被せた。 「ゆっくりうにょーんってするよ」 だがれいむは、穴の一つをすり抜けた。 小さな穴に、れいむの体が縮こまって入っていき、あっさりと抜けたのだ。 「ゆっくりぬけたよ!」 「せつめいしよう、れいむははりのあなでもうにょーんしてとおりぬけることができるの だ」 常識ってなんだろう、という根本的な疑問を発せざるを得ない不可解な生き物というか、 もう既に生き物なのかなんなのかわかんない物体に、捕獲チームは撤退するしかなかった。 巨大ゆっくりたちは、人間がいなくなると、 「ゆっくりしていってね!」 と言いつつ、人間のいる方へとやってきた。跳ねたりするのではなく、すいーと空中を 飛んでくるのだから不気味極まりない。 とりあえずちょっと弱らせろ、ということになり、対ドス用のチームが呼ばれた。 長射程ライフルによって、からから弾と呼ばれるゆっくりにとっては猛毒に等しい辛味 成分で作られた弾を撃ち込んだ。なにしろ馬鹿でかいので面白いように当たった。 「おお、げきからげきから」 しかし、全く堪えていないのであった。 さらに、捕獲チームの者の証言から、どうもあいつらの中身は餡子ではないということ が判明し、そもそもあれはゆっくりなのかどうかというレベルでの疑問が噴出した。 巨大ゆっくりたちの行動は以後も変わらなかった。人がいる方へいる方へとやってきて、 人間がなんらかのちょっかいを出すと、どことなく嬉しそうに、ゆっくり○○だよ、とか、 おお、○○、○○、と言った感じのお決まりの台詞を吐いてにへらっと笑っているのだ。 人間側の対応もエスカレートしていった。とにかくまったく効果がないのでエスカレー トせざるを得ない。 戦車が出撃した時、大半の人間はとうとうこれで終わりだ、と思った。 あまりにも不可解な物体の対応に疲れ果てた人々は、捕獲して調査をとかいう気持ちよ りも、とにかくさっさと始末してしまえという気持ちになっていた。 戦車の主砲が火を噴いた。 弾は、巨大れいむに当たり、れいむの右上、全体の約四分の一にあたる部分が消し飛ん だ。 そしてその際にその中身が黒く見えるものの、餡子ではないというのがはっきりとした。 なんだかわからぬが、強いて言えば、ただの闇であった。 しかし、とにかくれいむの体を欠損させることができた。やはりさすがに戦車の主砲に はかなわぬらしい。人々は安堵した。 だが、異変はすぐに起こった。 れいむの欠けた部分は決して消えて無くなったわけではなく、小さくなって飛び散って いたが、その小さな欠片がもごもごと変形し、小さなれいむになったのだ。 「ゆっくりはじけたよ!」 「おお、なかまがたくさん」 「ゆっくりしていってね!」 その小さな――と言っても、いわゆる普通のゆっくりれいむと比べたらやや大きいが― ―れいむたちは、がやがやと騒いでいたが、やがて巨大れいむが、 「ゆっくりもどってね」 と言うと、我先にと空を飛んでれいむの欠損部分へと殺到した。 接触すると、すぐさま小さなれいむたちは巨大れいむの体の一部へと戻り、ものの一分 程度で巨大れいむは完全に元通りになった。 人間は絶望した。 核兵器――。 その選択肢を思った者も少なくなかったが、しかし、果たしてアレは本当にそんな大そ れたものを使うべき存在なのであろうか、という逡巡もなお残っていた。 とりあえず、巨大ゆっくりたちは好き勝手に動き回って人間を驚かせているものの、ま だ死者は出ていない。 既に十分にパニックは起こっているが、これで死人が出る、つまりあいつらが人を殺す のだ、ということがはっきりすれば収拾不能の大パニックが起こるであろう。 人間の恐慌ぶりを横目で見つつ、人間によって群れの統率を任されていたドスまりさた ちは、様子をうかがっていた。 そして、突如現れた巨大ゆっくりたちに恐ろしい人間の兵器ですら効果が無いようだと 知ると、遂に立ち上がった。 ドスたちは、現在の境遇に満足していたわけではなく、反抗する機会があれば反抗した かった。しかし、そんな機会など未来永劫訪れるはずもないと思っていた。 今こそ好機到来、これを逃せばこれほどの好機は二度とないのではないか、というぐら いの好機であり、それゆえその蜂起は拙速なのは否めなかった。 人間に群れを任されている長ドスのうち、実に八割が立ち上がった。残りの二割は、人 間への恐怖から、その巨大なゆっくりとやらも、結局は自分たちのように人間が本気を出 したらやられてしまうだろうと思ったものや、そもそも、人間の兵器が通用しないという ような情報を信じなかったもの等であった。 とあるドスが、群れのものを前に演説する。 「ゆっくりしないでたちあがるよ! ゆっくりするための戦いだよ!」 「「「ゆーっ!」」」 群れのゆっくりたちが、それに応える。 「にんげんさんの武器もきかない、ドスよりも大きなれいむとまりさは、きっとゆっくり の神様に違いないよ。にんげんさんが、あまりにゆっくりをいじめてゆっくりさせないか ら怒って助けに来てくれたんだよ!」 と、まあ、不可解な物体二個については、ゆっくりの多くはこのように解釈していた。 「それじゃあ、行くよ!」 「「「えいえい、ゆぅーっ!」」」 ドスまりさを先頭に、口に棒などの武器をくわえたゆっくりたちが続く。どこの群れで も大同小異な出来事があり、ゆっくりたちの解放戦が始まっていた。 人間たちは、対応に戸惑い、とりあえず逃げた。政府も避難勧告を出した。 ドスたはたちは口々に、あの巨大ゆっくりは自分たちの味方であると言っていた。とり あえず真偽不明のため、そうであることを考えると下手に手を出して、あの巨大ゆっくり を刺激するのはまずい、ということでとられた処置だった。 「やったよ! ゆっくりプレイスを取り戻したよ!」 「ゆっくりできるよ!」 「ゆっくりしていってね!」 「かみさまのおかげだよ!」 「ゆわーい、ゆっくち! ゆっくち!」 「こっちにごはんがたーくさんあるよ!」 「ゆっ! ほんちょだ!」 「みんなでむーしゃむーしゃしようね!」 街を占領したゆっくりたちは大喜びで、鍵の閉まっていない家に入っておうち宣言した り、スーパーなどの店の商品を食べ散らかしてゆっくりした。 なにしろ、寿命の短いゆっくりである。 人間の管理下に置かれる前に生きていたゆっくりなど、長命のドスを除いて死に絶えて いる。 人間から与えられるゆっくりではなく、自分たちで好き勝手にするゆっくり。これこそ が「本当のゆっくり」である、とゆっくりたちは興奮していた。 だが、この巨大ゆっくり騒動。唐突に終わりを迎える。 どうにもならぬ事態に、今更ながら、あの巨大ゆっくりと交渉しようということになり、 政府の人間が巨大ゆっくりに近付いて声をかけた。 「君たちの目的はなんだ?」 「ゆっくり世の中にカオスをふりまくよ」 「おお、カオスカオス」 「……君たちの中身は、なんなんだ?」 「れいむの中身はれいむだよ」 「まりさの中身はまりさだよ」 「……」 「強いていえばカオス」 「おお、カオスカオス」 対応にあたった人間は、カオスなんてもんじゃねえぞ、と思いつつ、さらに一番重要な 質問をさらりと切り出した。 「今、ドスまりさに率いられたゆっくりたちが反乱を起こしている。それらは皆、君たち は自分たちの味方だと言っているが、それは本当なのかい?」 「れいむは群れないよ」 「おお、孤高孤高」 「……つまり、仲間じゃないんだね?」 「れいむの仲間はまりさだけだよ」 「まりさの仲間はれいむだけだよ」 「「おお、仲間仲間」」 「……そうか」 だとすると、ドスたちが勝手にそう思い込んでいるだけか、ハッタリであろう。懸念の 一つが解消されて、人間はほっとした。 しかし、もう一つの、最大の懸念が残っている。 言うまでもない、この巨大ゆっくりどもである。こうして話してみると、それほどの敵 意は感じられないのだが、なにしろ何を考えているのかわからず、ちょっとやそっとの攻 撃では効果が無い。 「君たちは、どこから来たんだ? どこかの山奥にでもいたのかい?」 そもそも、こいつらはなんなのか。それを探るのも、その人間の重要な任務であった。 「れいむたちは、神社のそばに住んでいるんだよ」 「今日は外の世界にデビューしたんだよ」 「外の世界? ここのことか」 人間が訝しげに呟いたその時、空が割れた。 そうとしか思えなかった。空間に亀裂が入りそれがぱっくりと開いたのだ。 それを間近で見たその人間は、その時見た幾つかのことを、全て白昼夢と考えようとし たが、それは確かに彼の目の前にあった。 空間の裂け目、そしてそこから無数の目に見えるような何かがこちらを見つめていた。 ぞっとした次の瞬間、その裂け目にひょいと現れたものに、彼はさらにぞっとした。 一見、女であった。どこかの民族衣装だろうか? 妙な服を着て金髪で帽子をかぶり扇 子を持っている。 その扇子によって顔の下半分が隠れていたが、見えている上半分だけで、それが絶世と 言っていい美しさなのはすぐわかった。 「迷惑かけたわね。すぐ連れて帰るから」 落ち着いた声が、扇子の向こうから聞こえてくると、巨大れいむとまりさは見えざる力 で引っ張り上げられて空間の裂け目に引きずり込まれていった。 「ゆっくり強制送還されるよ! ゆっくりできないよ!」 「ゆっくり楽しんでいただけましたでしょうか?」 巨大ゆっくりたちは、そんなことを言いながら裂け目に消え、裂け目もまた、すぐに閉 じてしまい、あとには、何もない空間だけが残された。 呆然としている人間のところへ、少し離れたところから事態を見守っていた人々が駆け 寄ってくる。 その足音、声は聞こえていたが、彼は裂け目のあった空間を凝視し続けていた。 「……靴下食べたい」 一瞬垣間見た怪異に魅入られた彼は、遂に生涯を独身で過ごした。 「まったく、どうやって外の世界に行ったのよ」 「ゆっくりにふかのうはないよ!」 「強いていうならカオスロードから!」 キリッとした顔で言う巨大れいむとまりさに、扇子を持った美女はため息をついた。 こことは別の幻想の郷に住まうスキマ妖怪の彼女は、ただでさえ神クラスの力を持つ者 がひしめくあちらの世界でトップクラスの実力者であったが、このカオスの使者を標榜す る、知り合いによく似たでっかい顔型生物のことは持て余し気味であった。 「まあ、とにかく、もう行ったら駄目よ。みんな全然楽しんでなかったでしょ」 「ゆぅ……ゆっくりできないよ」 「デビュー戦なのに散々な結果だよ!」 一応、この連中の目的は……容易に信じられぬことだが、カオスを振りまいてみんなを 楽しませることである。 「まあ、あんだけ大騒ぎになったのに死人が出てないのはさすがね」 「死んだらみんなドン引きだよ!」 「おお、ころさずころさず」 キリッとした顔のれいむとまりさに、美女は苦笑する。 実は、あちらの世界では、こいつらはそこそこ人気があったりする。 既述のごとく、神クラスの力を持つ者すら普通に住んでる世界なので、こいつら程度の ものならば人間もそう怖がらないし、あんまり度を外すようだと、こいつらによく似た顔 をした巫女やら魔法使いが異変扱いしてボコる。 で、そのボコられているのを見て他の連中はそこそこ楽しんでいるのである。 「外の世界の人たちもゆっくりしてほしいよ」 「ゆっくりしていってね!」 「はいはい、あんたらがいなくなって、ゆっくりしてるでしょうよ」 だがしかし、人間たちはまったくゆっくりしていなかった。 多くの目撃者がいるものの、空間がいきなり裂けてそこに巨大ゆっくりが飲み込まれた という話は見ていない者には受け入れにくい話だった。映像を撮るべくカメラが回ってい たのだが、どれもこれも、その部分だけが何も映っていないのだ。 巨大ゆっくりと会話した者の証言で、巨大ゆっくりに呼応するように起こったドスまり さたちの反乱は、実はドスたちが勝手に巨大ゆっくりを味方と思い込んでのことだと判明 したのは大きな収穫であった。 ゆっくりに家を追われて避難していた人々から、いったいいつまでこの状態が続くのか と不満と不安の声が上がっており、政府はドスまりさたちの味方でないにしても、またあ の巨大ゆっくりが現れるかもしれないので、それに注意しつつ、ゆっくりの反乱鎮圧に踏 み切った。 「むーしゃむーしゃ、しあわせー」 「ゆっくりおひるねするよ、ゆぴぃ~」 「れいみゅのいもうちょ、ゆっくちうまれてにぇ!」 「まりしゃのいもうちょ、きゃわいいのじぇ~、はやくすーりすーりしたいのじぇ~」 「ゆーゆゆー、ゆーゆゆー、ゆーゆーゆー、おちびちゃんたち、ゆっくりうまれてね」 ゆっくりたちは、思い思いにゆっくりしていた。 頭から茎を生やしたものが多い。 人間の管理下では、厳しい子作り制限があり、それを超えたものは容赦なく間引きされ た。しかも、今後そのようなことをしないように、親の目の前で或いは親自身に引導を渡 させることもあった。 人間からの解放は、まずなによりも自分で好きな時に好きなようにゆっくりすることで あったが、その内でも、好きなだけ子供を産むことはその最たるものとゆっくりたちは思 った。 人間が置いていった食べ物がたくさんあり、食料の心配は無かった。 「よし、やれ」 声が聞こえた。 「ゆ?」 茎に十匹もの小さな命を宿したゆっくりれいむは、その声の方を見た。 人間がいた。 だが、もう人間は恐れる存在ではない。 れいむは、ゆっくりしていた。 教育によって人間がいかに恐ろしいものか叩き込まれていたはずなのに、そんな記憶は 既に薄れつつあった。 人間が持っているのは、銃という道具で、あれを使うことによって人間はドスまりさす ら簡単に殺してしまうのだと教え込まれたはずなのに――。 そのれいむは幸福であった。 一発目の銃弾で中枢餡を破壊されて、ゆっくりしたまま死んだのだから。 人間が反撃してきた、という知らせはすぐに長のドスまりさのところへ届いた。 「みんな、ゆっくり戦うよ! がんばっていれば、かみさまが助けに来てくれるよ!」 ドスは自ら先頭に立って、人間が出たという方向へ向かって跳ねた。 「いた!」 人間の姿を見つけたドスは、ドススパークを撃とうとした。 「てーっ!」 だが、その暇は無かった。無数の銃弾がドスの体に突き刺さった。しかもそれは全てか らから弾であった。ドスといえど数発撃ち込まれれば苦しんでのたうちまわるそれを数十 発。 「い、いだいぃぃぃぃ!」 通常のドスハントならば、ここまでからからを撃ち込んだら、後はドスが死ぬのを待つ ばかりである。 しかし、今日は通常ではなかった。とにかく速やかに反乱を起こしたゆっくりを殲滅せ よとの命令を受けているのだ。 バズーカ――対戦車ロケット砲が火を吹いて、ドスまりさは四散した。 「撃て!」 人間たちは、全く容赦がなかった。決して油断するなとも厳命されている。ドスまりさ が死んだ後も、銃弾をばらまいて残ったゆっくりを殺していった。 「やべ!」 「いぢゃ!」 「おちびぢゃ!」 悲鳴を上げきる暇も無い。オーバーキルもいいところである。 ゆっくりは大体「ゆっくり○○するよ」などと、何を言うにもまずゆっくりと言うこと が多い。 だから、断末魔としてはゆっくりの言いかけの「ゆっぐ!」というのが一番多かった。 「ゆっぐ!」 「ゆっぐ!」 「ゆっぐ!」 「ゆっぐ!」 「ゆっぐ!」 「ゆっぐ!」 「ゆっぐ!」 「ゆっぐ!」 銃声に混じって、絶え間なく声が上がる。 「みんながんばってね! もうすぐかみさまが助けに来るよ!」 どのドスまりさも、そう言って皆を鼓舞した。しかし、頑張ろうにも、頑張りようがな いほどに人間の攻撃は性急で強力であった。 皆を鼓舞していた当のドスまりさ自身が、真っ先に的にかけられて死んでいく。 そしてかみさまは助けに来ないと絶望したゆっくりたちに、人間から講和の申し出が来 る。 皆殺しを覚悟せざるを得なかったゆっくりたちは否応なしにそれを受けた。 ゆっくりたちに荒らされたよりも、ゆっくりを攻撃した際の流れ弾が家屋等に与えた損 失の方が大きいと知った人間たちは、あの巨大ゆっくりも現れないようなので方針を変え たのだ。 九死に一生を得た……つもりだった講和に応じたゆっくりたちは、人家の無い場所に集 められて、コスト的にも効率的に処理された。 そして、このことで、どのように教育をしても、奴らは機会あれば背くのだという認識 に達した人間たちからの締め付けはさらに厳しくなり、与えられるゆっくりももはや最低 限の慈悲と言ったレベルにまで落ちたのであった。 終わり カオスと言ったらFF1のラスボスなのるまあきだよ。ゆっ。 前回つけんの忘れた過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 340 ゆっくりほいくえん ふたば系ゆっくりいじめ 396 つむりとおねえさん ふたば系ゆっくりいじめ 444 ドスハンター ふたば系ゆっくりいじめ 479 やさしいまち ふたば系ゆっくりいじめ 512 恐怖! ゆっくり怪人 ふたば系ゆっくりいじめ 697 おちびちゃん用のドア ふたば系ゆっくりいじめ 1145 のるま ふたば系ゆっくりいじめ 1206 しょうりしゃなのじぇ トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る このゆっくりどもは何が不満だったんだろうなぁ。人間に逆らいさえしなければ、山や森で問題無く暮らしていけるのに。 すっきり制限たって、全くガキが作れないわけじゃないだろ。気まぐれに虐待虐殺されてた頃より遥かにましなはずなのに。 -- 2012-09-20 00 34 20 ごちゃごちゃ抜かしてんじゃねぇこのダラズが! -- 2011-09-02 03 39 34 でも紫様のおぱんつならちょっと舐めたいかも -- 2010-12-03 01 44 42 東方厨ってこええなぁ 死ねばいいのに -- 2010-12-02 14 21 43 罪袋がいっぱいいるこわい -- 2010-08-16 19 55 17 紫んの靴下だと!?私には最高のあまあまだぞ!!それをゆっくりせずにこっちに寄越せ!!早くしてね!!グズは嫌いだよ!! ダメならパンツでも良いよ!!私は正常だよ!! -- 2010-07-14 03 47 47 ゆかりんは少女臭だよ。少女臭の良さがわからないなんて病院で精密検査してこい。きっと脳に悪性の腫瘍がある。 -- 2010-07-13 23 45 55 紫様登場。紫様の靴下は食べたくないよ。だって、くさ...ピチューン -- 2010-07-12 07 40 24
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「ふたば系ゆっくりいじめ 479 やさしいまち/コメントログ」 面白かった -- 2010-03-07 02 30 34 やさしいにんげんさんばかりでゆっくりできるのぜ!! -- 2010-06-27 11 26 23 ここまでゆっくりにしてやる必要なんてないのに・・・優しすぎるぜ・・・ -- 2010-08-21 02 05 36 こんなゆっくりできる事を貪ろうとするだけの野良なんかを中にいれたら、 このゆっくりした町が崩壊するもんな 駆除して当然 -- 2010-09-24 08 23 14 プロの芸ゆっくりが保護されるのは当然だが 野良にまで優しいとは・・・ この町の人達とは気が合いそうにないね -- 2010-11-12 06 13 27 最初のゆっくり園の奴らが不幸になる展開が見てみたい -- 2013-04-15 10 47 41 ここにいたらストレスマッハで死ぬ -- 2013-07-12 17 17 15 れいむだけ不幸になる展開を期待したのに。 -- 2016-12-07 07 40 00